
森のあちらこちらの小道の傍らに多数見られます。常緑の低木で、冬も鮮やかな緑色の葉を保ちます。葉は互生で密集し、濃緑で光沢があり、縁には波状の鋸歯があります。

千両とは反対に、果実は葉の下に隠れるようにつきます。核果で、10月頃から赤く熟し、光沢があって葉の緑との対比が美しく、古くから縁起物として鑑賞されてきました。

葉の下を覗くと、葉陰から花序を伸ばし、蕾をつけていました。枝先に散房状の花序をつくり、白い花を下向きに付けます。花序柄が短く、散形状に見えることもあります。

花が咲きました。花冠は白く5深裂し、反り返ります。雄しべは黄色で5本、三角錐状に密接。雌しべは1本で、雄しべの中央から突き出ています。花全体に腺点が見られます。

紅葉した葉を見つけました。赤く実った果実の下の葉で、同じように赤く染まっています。常緑樹でも更新のために古い葉を落としますが、その前に赤く色付くことがあります。