
中国での名称「南天竺」や「南天燭」などが簡略化されて名付けられました。光沢のある三回奇数羽状複葉と赤い果実が特徴で、「難を転じて福となす」に通じる縁起木です。

新枝と旧枝の葉が上下に並んでいます。常緑樹でありながら紅葉する種のひとつで、下の旧葉は紅葉しています。上の新葉は淡い黄緑色ですが、成長とともに濃緑に変化します。

茎頂近くの葉腋から円錐花序を出します。基本は花軸から順に花柄を出す総状花序ですが、何度も枝分かれし、全体として円錐状に展開します。先に1つの白い蕾が付きます。

花が咲いていました。花被片は白く、3枚ずつ輪生し、内側の2輪6枚が花弁状に見えます。中央には1本の雌しべがあり、周囲に6本の黄色い雄しべが花弁のように並んでいます。

随分と落ちていますが、丸くて赤い果実が多数残っています。果実は液果のひとつである漿果で、赤く熟します。果皮は薄く、果実が熟す頃には果肉は薄く目立たなくなります。