
花芽は前年の夏~秋に伸びた充実した新枝の葉腋に形成されます。新枝は鮮やかな緑色で、柔らかくしなやかで、稜があります。経年とともに褐色に変わるため、識別できます。

花弁は通常5枚で、やや丸みを帯びて先が窪み、サクラの花弁によく似ています。八重咲きも見られます。雌しべは中央に5~8本あり、多数の雄しべが周囲を囲んでいます。

株立ちする低木です。既存の枝の葉腋や地下茎から新枝を出し、先端付近の葉腋に一輪ずつ花をつけます。黄金色に染まるほど一斉に開花し、広がりのある花姿になります。

葉は互生し、長卵形~倒卵形で、先は鋭く尖ります。花の咲く枝や短枝では葉が密集し、一見互生には見えません。縁に重鋸歯が並び、表面は鮮やかな緑色をしています。

森の一画が黄色に染まっています。名の由来には、枝が風に揺れる様子「山振り(やまぶり)」や、黄色く彩る様子「山春黄(やまはるき)」が変化したとする説があります。

花弁が落ち、萼片だけが残っています。萼筒は杯形で、果期まで残る「宿存萼」の性質があり、中で1~5個の果実を育みます。果実は痩果で、晩夏には暗褐色に熟します。