
冬には幹が見られなかった土手で、新しい枝葉が勢いよく展開しています。草本のように見えますが木本で、地下に木質化した根株を持ち、毎年地面近くから新枝を伸ばします。

花は薄紅色の蝶形です。大きな旗弁1枚が立ち、翼弁2枚が舟弁2枚を左右から挟みます。舟弁の内側には、雄しべ10本のうち9本が合着する二体雄しべと雌しべ1本が隠れています。

葉腋から長い花序茎を伸ばし、先に総状花序をつけます。花序茎は葉柄より長くなる傾向があり、開花期には葉の間から花序が突き出すように見える特徴があります。

秋を彩る「秋の七草」のひとつで、「山萩」と書きます。「萩」は本種を含む総称で、日本で作られた国字です。「秋」に草冠を添え、秋草の代表として名付けられました。

葉は互生する3出複葉で、小葉は卵形~卵状楕円形、縁は全縁です。先端は丸く、わずかに窪むことや芒状突起が出ることがあります。裏面は淡緑色で伏毛があります。

果実が付いています。楕円形~卵形の扁平な豆果で、中に1つの種子を含みます。先端にはまだ花柱が残っています。裂開しない閉果で、淡褐色~褐色に熟し、自然に落下します。
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