田の畔の草叢の中でひっそりと咲いていました。ほぼ1年を通して花が咲き、実がはぜることが名の由来です。
茎頂から総状花序を出します。花形は唇形。上唇は小さく、大きい下唇は3つに割れます。下唇の中央は隆起し、黄色地に赤褐色の斑紋があります。
萼片は5裂。こちらでは、花の上に出た萼片３裂と下唇が顔のようになり、ちょうど髭爺さんのように見えます。
草叢を覗くとたくさんの草花が咲いています。この時を待っていたんですね。他の草花と一緒に、あちこちを向いて春を楽しんでいます。
上部の葉は小さく互生、葉柄はなく、縁には浅い鋸歯があります。根元の葉には葉柄があり、大きく、対生します。草叢の中では、根元の葉は撮りにくいですね。
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