
薄暗い森の林縁に群生します。カラムシと近縁で、かつて茎から繊維を採り糸にしていました。「マオ」はカラムシの別名で、藪に生えることから名付けられました。

葉は対生で短毛が密生し、卵円形で基部は円形。縁に粗く鋭い鋸歯があり、重鋸歯も見られます。先端は尾状に尖りますが、輪郭に沿い、飛び出して見えることは少ないです。

葉腋から穂状花序を伸ばします。まれに円錐花序になることもあります。雌雄同種で、茎の上部に雌花序、下部に雄花序を出します。こちらでは多数の雌花序が伸びています。

雌花序では、雌花が多数集まって球状になり、密に接して連なっています。ひとつひとつの雌花は、2枚の花被片が合着して花被筒を作り、白色で長い柱頭1本を突き出します。

柱頭は褐色に変化し、球状の集まりが膨らんで隙間なく密集しています。果実は痩果で、通常は3倍体による無性生殖で種子が形成されますが、2倍体も確認されています。
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