
春の七草のひとつで、身近な越年性一年草です。「はこべら」の別名をもちます。ハコベはコハコベとミドリハコベの総称で、いずれも古くから食用とされてきました。

花は半開きの状態です。日が差すと開き、陰ると閉じる傾光性があります。花弁は10枚に見えますが、うさぎの耳のように二裂しているため、実際には5枚です。

蕾と果実が並んで下垂し、いずれも開出毛が密生した萼片に包まれています。果実の先端には、3裂した花柱が残存。果実は蒴果で、熟すと裂開し、種子を飛散させます。

雄しべは1~7本、雌しべは1本で柱頭は3裂します。茎は赤紫色を呈し、日陰では緑色になることもあります。よく似たミドリハコベでは、雄しべが5~10本で、茎は常に緑色です。

葉は対生し、広卵形~長卵形で、縁は全縁。下部の葉には葉柄があり、上部の葉は無柄で茎に直接つきます。冬季も茎を分岐させながら広がり、緑色の葉を展開しています。
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