冬芽の芽吹きから結実までのプロセスを追ってみました。

冬芽は赤褐色で、芽鱗は10枚ほど見えています。芽鱗の数は多く、無毛でツヤがあり、ヤマザクラとは異なり開いたようにはなりません。やや細長く、冬芽は葉芽です。

花芽と葉芽はほぼ同時に展開します。大輪で、花弁は白く5枚あり、雄しべは多数、雌しべは1本あります。萼筒は細い筒状で無毛、小花柄も無毛です。萼片に細かい鋸歯があります。

まだ開花から20日ほどですが、既に丸い果実がついています。散房花序をつくり、小花柄を出しますが、上の小花柄の元には、先端に細かい鋸歯をつけた苞が残っています。

葉は互生し、倒卵状長楕円形で、葉先は細く尾状に伸びます。縁には単鋸歯が並び、一部に重鋸歯も見られ、先端は芒状に長く伸長します。葉には毛がなく、食用に使われます。

サクラの仲間は葉柄~葉の基部に蜜腺があります。本種の蜜腺は、葉柄の上部で葉身基部から少し離れたところにつきます。蜜腺の位置は、識別の手がかりになります。

サクラの仲間の樹皮には横長の筋が出ます。本種の筋は細くて短く、あまりゴツゴツしていない印象です。こちらは暗灰褐色ですが、暗灰色や暗灰紫色に見えるものもあります。









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