不思議:ススキはなぜどこでも見られるのか

地下茎から多数の花茎を立ち上げて株状に生育し、茎の先端に円錐状の花穂をつけます。花穂は穂状花序をなし、多数の小穂を備えます。小穂には2個の小花が含まれます。

根出葉のほか稈から多数の葉を出します。葉は線形で、中央に白い脈があります。ケイ酸を含んで硬く、縁は鋭い鉤状で、触れると皮膚を切ることがあり要注意です。

ススキの名は、すくすく成長する姿に由来する説もありますが、定かではありません。秋の七草のひとつで、花穂が動物の尾のように見えることから「尾花」とも呼ばれます。

姿形や葉に白い脈があることなど、オギとよく似ています。本種は多数の茎がまとまって立つ株立ちになり、地下茎を長く伸ばして1本ずつ離れて生えるオギとは異なります。

小穂は基部に基毛をもち、第一・第二苞頴に包まれます。内部には2個の小花があり、それぞれ護頴に覆われます。護頴の先端には長い芒が付きますが、オギには芒がありません。

2個の小花のうち、果実を形成するのは1個のみです。花弁はなく、雄しべは紅黄色で3本あり、垂れ下がります。雌しべは1本で、ブラシ状の赤い柱頭を直立させています。
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