
ヤブマオとアカソの雑種と推定されています。ヤブマオに似ていますが、葉が薄く、柔らかく、繊細な印象があることから、「雌」の字が当てられたとされています。

ヤブマオとは葉の形に違いが見られます。ヤブマオの葉に比べて幅がやや広く円形で、葉先が3裂する傾向があります。葉の基部は切形で、円形のヤブマオとは異なります。

葉は対生し、葉腋から穂状花序(=花穂)を出します。花序の基部からよく分岐し、円錐花序のような形になることがあります。雌雄異株で、茎の上部に雌花序を伸ばします。

雌花は、花被片2枚が合着して花被筒をつくり、球状に集まって穂状に並びます。各花被筒からは白い柱頭が突き出します。球状の集まりの間隔が広く、ヤブマオと識別できます。

球状の集まりが膨らんできました。それでも集まりの間隔は広く、隙間が見えます。果実は痩果で、アカソとヤブマオの自然交雑種のため、3倍体や4倍体の可能性があります。

花穂はこの季節になっても垂れ下がっています。イラクサ科共通の性質で、花穂全体が枯れてもすぐには落ちず、痩果は袋状の花被筒に包まれたまま花穂の中に留まっています。
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