
新しい根生葉が展開しています。ノアザミの季節が終わり、いよいよ本種の出番です。初夏から秋にかけてよく見かけます。葉は羽状に深裂し、縁には鋭い刺があります。

花が咲いています。総苞片は棘状に尖って斜上し、やや開いています。総苞は粘りません。春から初夏にかけて咲くノアザミは、総苞片が直立して開かず、総苞が粘ります。

頭花に紅紫色の筒状花が並びます。花冠の先端は5裂し、中央から雄しべ5本の葯が合着した集約雄しべ(葯筒)を出しています。現在は雄性期で、白い花粉が見えています。

本種の品種クルマアザミを見つけました。頭花の下に葉のような総苞片が放射状に多数ついています。この総苞が車輪のように見えるため、「クルマアザミ」と呼ばれます。

日当たりの良い斜面で、多数のノハラアザミが群生しています。紅紫色の頭花が一面に広がり、目を引きます。野原に群生する傾向があり、「ノハラ」の名が冠されています。

雌性期に入っています。細い花柱が葯筒から突き出ています。白い花粉はなく、柱頭は2つに割れています。花粉が無くなると雌性期に入り、柱頭を割って受粉の準備をします。

綿毛を付けています。筒状花の基部にある冠毛が羽毛状に発達して痩果に付属し、脱落しやすく風で運ばれます。やや褐色化し、脱落した綿毛がいくつか見えています。
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