
根生葉の間から花茎を伸ばし、先端に散形花序を形成します。花柄は10~15mmほどで、先に紅紫色の花を放射状につけます。こちらはまだ、楕円形~卵形の蕾の状態です。

花被片は紅紫色で、内外3枚ずつ計6枚あり、平開しません。雄しべは6本、雌しべは1本で、ともに花被片から大きく突き出ています。葯は紫色で、柱頭は通常3裂します。

散形花序を美しい円形に広げ、まるで夜空に咲く打ち上げ花火のように見えます。栽培種のラッキョウの花に似ており、山地に自生することからこの名が付けられました。

春に1つの鱗茎から線形葉を3~5枚、根出状に伸ばします。三角状の中空構造ですが、自力で直立する剛性はなく、こちらでは周囲の草がないため多くの葉が倒れています。

秋が深まってきました。枯れゆく周囲の草花を背景に、花柄が放射状に広がり、紅紫色の花がひときわ目立っています。花の下には虫が隠れ、過ぎゆく秋を惜しんでいるようです。
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