
紙の原料として知られるミツマタ。茎頂には蕾がついています。花が咲いているようにも見えますが、まだ蕾の状態で、このまま冬を越します。花期は翌年の3~4月です。

葉が落ち、三叉に分岐しながら成長した枝振りがよく見えます。これが「三叉」の名の由来です。枝先では秋に形成された蕾が春の訪れを待っています。

やっと開花しました。蕾のままで約5か月近く過ごしました。枝先には1個または複数の頭状花がつき、外側から順に開花します。ほのかに甘い香りが漂います。

花弁はなく、萼筒の先端が4裂して開きます。萼片の外側には白毛が密生し、内側は鮮やかな黄色を呈します。雄しべは8本で、各萼片に2本ずつ付き、雌しべは1本です。

子房はふくらみ、多数の毛に覆われています。葉は前年枝の先端付近に互生し、長楕円形で縁は全縁です。葉先は尖り、基部は楔形で葉柄へ自然につながります。

果実は痩果で、先の尖った緑色の卵形をしており、毛に覆われています。内部には1個の種子が包まれています。初夏に熟し、裂開せず、萼筒に包まれたまま落下します。
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