
名の由来は、「霊(たま)が宿る木」が転じて「タブノキ」になったという説など、諸説あります。「イヌグス」や「ヤブグス」など、クスノキに関連する別名を持ちます。

葉は互生し、倒卵状長楕円形~楕円形で、革質で光沢があり、縁は全縁で、先端はやや尖っています。枝先に集まってつく傾向があり、冬には紅褐色の冬芽を引き立てます。

茎頂についた紅褐色の冬芽が目を惹きます。赤みを帯び、黄褐色の毛で縁取られた多数の芽鱗に覆われています。混芽と葉芽があり、葉腋に側芽が形成されることがあります。

照葉樹林帯や海岸近くの丘陵地に多く分布しています。常緑で葉の密度が高く、潮風や塩分に比較的強いため、海岸近くでも枯れにくく、防風林に使われていました。

冬芽が展開し、新葉が立ち上がっています。こちらは花芽ではなく葉芽で、残念ながら花序の展開は見られません。若葉は淡い赤褐色~赤紫色で、次第に緑化します。