
冬芽が出ていました。円錐形で赤くて小さく、つやがあります。芽鱗は3枚ほど見えています。短枝の曲がりに合わせて側芽が互生し、先端には仮頂芽がついています。

半蔓性の野生のバラです。新枝が展開してきました。葉は互生する奇数羽状複葉で、小葉は2~4対あり、裏面には軟毛があります。新葉の基部には櫛型の托葉があります。

冬芽が展開した新枝の先に円錐花序を形成します。総状花序の花の位置に新しい総状花序を出し、下の花序ほど花軸が長くなるため、全体として円錐形になります。

花弁は白色のハート型で5枚あり、芳香があります。雄しべは黄色で多数あり、雌しべも多数あって中央で合着しています。葯は熟すと花粉が落ち、茶褐色に変色します。

花床が肥大して成長し、液果のような丸く赤い偽果をつくります。実際の果実は小さい痩果で、偽果の中に多数含まれます。偽果の先端には萼片が残ります。