雌株です。冬芽の芽吹きから結実までのプロセスを追ってみました。

冬芽が出ています。6枚ほどの芽鱗が見えています。全体は淡い緑色ですが、上部の芽鱗は赤褐色です。脇には半円状の維管束痕があります。枝は緑色で稜があります。

冬芽が芽吹き、新枝が伸びています。十字状に対生する葉の葉腋から花序が出ています。新枝が展開してすぐに、新枝の基部や葉腋から二出集散花序を展開します。

葉は対生し、楕円形で縁には細かい鋸歯があり、無毛です。同じニシキギ科のツリバナやニシキギに似ていますが、10cmを超す葉があるなど大きく、識別できます。

花弁は淡緑色で4枚あり、基部は紅色を帯びます。雌雄異株で、こちらは雄株です。雄花には雄しべが4本あり、葯は黒紫色です。花盤中央に退化した花柱が付いています。

こちらは雌株です。雌花には雌しべが1本あり、中央に長い花柱が直立しています。周囲には退化した小さい雄しべが4本確認できます。この株には果実が付きます。

雌株に果実が付きました。雄株では花序がすっかり落ちてしまいました。果実は蒴果で、まだ緑色ですが、4つの袋(心皮)が膨らんでいます。熟すと4つに開裂します。

果実が熟してきました。淡紅色の果実が縦に4裂し、橙赤色の仮種皮に包まれた種子が顔を出しています。これはツリバナやニシキギなど、ニシキギ科に共通する特徴です。








