冬芽の芽吹きから展葉までのプリセスを追ってみました。

ジグザグに曲がった枝の節々に、冬芽が伏すように付いています。芽鱗は褐色で縁の色が濃く、白い伏毛が目立ちます。左右交互に重なり、着物を重ねたように見えます。

雌雄同株で、雄花は新枝の下部に集散花序を出して咲きます。雌花は少し遅れて、上部の葉腋に1~2個付きます。こちらは雄花で、花被片は5枚、雄しべも5本あります。

葉は互生し、長楕円形~狭卵形で、縁に鋭い鋸歯があります。基部からは3行脈が走ります。両面とも伏毛があり、著しくざらついて滑らないため、触れると本種とわかります。

葉はほとんど落ちてしまいました。枝先には黒紫色の果実が目立っています。果実は核果で、ムクドリがこの果実を好むことから、名の由来とされる説があります。

秋が深まり、木々が色付いてきました。紅葉ではなく、やや橙色を帯びた黄色に染まっています。周囲にはコナラ、イロハモミジ、キブシなどが並び、秋を彩っています。





