
野菊のひとつで、秋になると日当たりのよい土手の上などでよく見かけます。花色に幅があり、赤紫色や青紫色を淡く帯びるものが多く、華やかな印象を与えます。

観賞用に栽培されている「コンギク(紺菊)」の品種で、野に咲くことから名付けられました。実際は、花色が濃く美しいものを選抜して栽培されたのがコンギクです。

葉は互生し、三行脈が目立ち、粗く浅い鋸歯があります。シロヨメナによく似ていますが、両面に短毛があり触るとザラつき、つるつるした質感のシロヨメナとは異なります。

総苞は細長いワイングラス型で、シロヨメナと同じです。ユウガギクは舌状花に淡紫色を帯びることがあり識別に迷いますが、総苞がカクテルグラス型なので識別できます。

舌状花に雄しべはなく、基部に2裂した柱頭だけが見えています。筒状花の間には長い冠毛が多数並んでいます。ユウガギクの冠毛はごく短く、ここでも識別できます。

茎は中ほどから分岐し、多数の頭状花を散房状につけます。頭状花は中央に黄色い筒状花、周囲に淡い紫色を帯びた細長い舌状花が並びます。舌状花には雄しべがありません。
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