
南面の温かい土手で花を咲かせます。草本のように見えますが、背丈が50cmを超える低木の木本です。名の由来には諸説あり、葉が馬の好物で離れなくなるとも言われています。

花は紅紫色の蝶型で、旗弁1枚が直立し、その下に翼弁2枚が突き出て左右に開いています。翼弁の間に竜骨弁2枚があり、合わさって雄しべと雌しべを包んでいます。

こちらでは、雄しべが立ち、竜骨弁から顔を出しています。雄しべは二体雄しべで、10本のうち9本が基部で合着して1つの束になり、残りの1本だけが独立しています。

葉腋から総状花序を伸ばし、下から順に咲き上がっていきます。花序の中ほどでは開花が進み、基部側には細長い円筒形の豆果が、先端側には蕾が多数ついています。

葉は互生する奇数羽状複葉で、小葉は先端や基部が丸い長楕円形です。強い日差しの中、水分の蒸散を防ぐためか、小葉を立て、何かしら可愛らしい姿を見せています。

果実は円柱状の豆果で、内部には3~8個の種子が縦に並んでいます。冬にかけて熟し、莢は乾燥して硬くなります。音を立てて裂け、中の種子を弾き飛ばします。

晩秋になり、多くの木々が葉を落としています。9月には豆果を付けていましたが、まだ姿を見せています。こちらは随分と乾燥し、そろそろ弾ける時期のようです。
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