
暗い林床に生育します。細長い円筒形の偽球茎の先から、2~3枚の葉を出します。葉間が狭く、互生ですが対生のように見えます。葉の基部にある葉鞘で偽球茎を包みます。

葉の間から総状花序を伸ばし、蕾をつけます。蕾の色は黒っぽく、「黒欄」と名付けられました。ただし、完全な黒ではなく、暗紫色でうっすらと赤みを帯びています。

花が咲いています。地味な印象です。花弁は細く、色も暗紫色~黄緑色で、あまり目立ちません。ちょうどそこに日が差し込み、スポットライトを浴びているかのようです。

中央の黄緑色の部分は、雄しべと雌しべが融合した蕊柱です。唇弁は後方に反り返り、側萼片が左右の上に広がります。下方中央には背萼片があり、その左右に側花弁があります。

果実は蒴果で、太い棒状をしており、上向きに立っています。内部には微細な種子が多数含まれています。果実には3本の稜があり、熟すと裂開して種子を散布します。
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