冬芽の芽吹きから結実までのプロセスを追ってみました。

春が近づき、随分と暖かくなってきましたが、本種の冬芽はまだ動いていません。昨年花をつけた花序茎が残り、人のような姿で私たちの目を楽しませてくれます。

葉が展開してきました。まだ茎が葉に隠れる前で、棘の付き方がよく見えます。サンショウの棘は対生ですが、本種は互生状で左右交互につきます。識別のポイントです。

雌雄異株で枝先に散房花序を出します。花弁・萼片は黄緑色で各5枚あり、花弁はやや内側に巻きます。こちらは雄花で、黄色の葯を付けた雄しべが5本飛び出しています。

葉は互生する奇数羽状複葉で、葉軸には翼状の稜があります。小葉は6~11対あり、広披針形~長楕円形で、先は次第に細くなり、基部は楔形です。縁には細かい鋸歯があります。

果実がつきました。蒴果で紅褐色を帯び、3つに分果します。熟すと2裂し、丸くて光沢のある黒い種子を出します。花序が赤くなり、まるでサンゴのようです。

分果が裂開しています。残念ながら黒い種子は既になく、確認できません。花序は真っ赤ですが、果肉のない乾果で、果皮は褐色になり、裂開して種子をむき出しにします。








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