
森の道脇、日当たりの良い場所で幼木が葉を展開しています。パイオニア種で、光を好み、いち早く成長します。新葉が赤く、カシワのように大きくなることが、名の由来です。

葉が展開してきました。新しい葉は赤い星状毛に覆われて赤く、次第に毛が抜けて緑色に。葉は互生し、縁は全縁。ときに浅く3裂し、大きいものでは20cmほどになります。

枝先に円錐花序を出しています。雌雄異株でこちらは雄株。雄花が咲き始めています。花弁はなく、淡黄色の萼が3~4裂して開き、中からたくさんの雄しべが現れます。

こちらは雌花。雄株の隣に雌株がありました。花弁はなく、雌しべの柱頭は3裂。花柱には乳頭状突起が密生。普通は淡黄色ですが、鮮やかな赤色を帯びる個体もあります。

立ったままの花序に、膨らんだ子房が房状に付いています。先端にはまだ3裂した花柱が残り、子房の表面には細く鋭い棘状突起が多数並んでいます。果実は扁球形の裂開果です。

果実が裂開し、内部から黒く光沢のある種子が現れました。赤くはありませんが、丸く果実のような外観で、鳥が好んで食べます。果肉はなく、栄養価は低いようです。

この時期には、すでに冬芽を形成しています。芽鱗はなく裸芽で、表面には星状毛が密生。この写真でははっきりしませんが、うっすらと葉脈の皺が見えています。

秋も深まり、紅葉がずいぶんと進んできました。葉が日に透けて、きれいに輝いています。葉は黄色く、葉柄は真っ赤になり、遠目にもよく目立っています。