8月19日(2022年) 新治市民の森
風が吹いてもなかなかと動いてくれません。

黒に近い濃褐色を地色とし、前翅には大小の白紋が並んでいます。この白斑が大名の着る裃の紋に似ていることが名の由来です。後翅には白斑がうっすらと見えています。

翅を水平に開いて止まる習性があり、翅裏は確認できませんでしたが、今回は機会に恵まれました。黒に近い濃褐色の地に、白斑が翅表と同様に並んでいました。

森の林縁でよく見かけます。幼虫はヤマノイモやオニドコロなどのヤマノイモ科(=単子葉植物)を好み、成虫は林縁の花蜜を求めて花から花へと飛び回っています。

関東型と関西型がいます。関西型は後翅中央に白紋が帯状に並びますが、関東型では白帯はなく、あってもうっすらと痕跡が見える程度です。こちらは関東型です。

翅を目いっぱい広げ、目の前で蜜を吸い始めました。うっすらですが、後翅に白紋が帯のように並んでいます。こちらは関東型ですが、関西型をなんとなくイメージできます。

寒さを感じるこの季節に、成虫を確認したのは初めてです。8月後半に発生した第3世代の幼虫は、通常この時期には越冬準備に入り、落ち葉の中などで休眠します。