萌芽から開花までの成長プロセスを追ってみました。

冬芽は濃い紅紫色で光沢があり、無毛です。芽鱗の縁には毛があり、芽鱗は5枚ほど見えます。側芽はあまり発達せず、枝は赤みを帯びて全体に赤っぽく見えます。

冬芽が展開してきました。冬芽は新枝を伸ばし、葉と花序を出す混芽です。葉の間に花序が見えます。花芽と葉芽が分かれるサクラの仲間とは、花の付き方が異なります。

花が咲きました。新枝の先に散房状の集散花序を付けます。花弁は黄白色で4枚あり、細長く十字型に平開します。雄しべは4本で長く、中央に雌しべが1本立っています。

葉は互生で、短枝状の枝の先に集まります。葉柄の間隔が詰まり、対生に見えることがあります。葉は広卵形で先が尖り、縁は全縁で、葉脈は縁の近くで上方に曲がります。

枝は幹からほぼ水平に伸びる傾向があり、枝葉は階段状に広がります。その各段で花が咲き揃い、花の絨毯を敷いているかのようです。遠くからでも本種とすぐに分かります。

果実は球形の核果です。既にかなり赤紫色を帯びていますが、果実の先にはまだ花柱が残っています。秋には花序柄が赤くなり、果実は上向きのまま紫黒色に熟します。








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