
個性的な冬芽です。頂芽は万年筆の先のように尖り、裸芽で短毛が密生します。側芽は十字対生で茎に伏します。茎は側芽の方向に膨らみ、中央に稜が見られます。

葉は対生し、卵形~楕円形で、先端は鋭く尖っています。縁は全縁で細かく波打ち、葉脈は縁の近くで上方に湾曲します。ミズキの葉は互生するため、識別できます。

枝先から散房状の集散花序を伸ばします。中心の花から周囲へと順に咲く構造を持ち、下の花柄ほど長く伸びることで、花全体がほぼ同じ高さに揃って咲きます。

花が咲いています。花弁は黄白色で4枚あり、細長く、十字型に平開します。中央には雌しべが1本あり、雄しべは4本で、花糸は太く、花弁と花弁の間の方向に伸びています。

森の奥で、白い花のテーブルを見つけました。枝葉の上に階段状に咲き広がっています。5月はミズキ、6月は本種と、開花時期にひと月ほどの違いがあり、識別の助けになります。

果実は球形の核果です。夏から秋にかけて紫黒色に熟します。花序柄は当初は緑色ですが、果実が熟す頃には赤みを帯びます。熟す時期はミズキに比べてやや遅いようです。
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