冬芽の芽吹きから結実までのプロセスを追ってみました。

ソメイヨシノは、オオシマザクラとエドヒガンの雑種です。冬芽は赤褐色で、芽鱗は8枚程度見えていますが、エドヒガンに似て芽鱗は毛で覆われています。細い冬芽は葉芽です。

花は葉が出る前に開花します。花弁は5枚で、雄しべは多数、雌しべは1本あります。花弁や花糸は、咲き始めは白色~淡紅色ですが、次第に紅色が強くなる傾向があります。

エドヒガンの特徴を受け、萼筒の基部は弱く膨らみます。萼筒や小花柄には毛が生え、萼片には鋸歯があります。オオシマザクラの萼筒は細い筒状で、毛はありません。

果実を見つけました。ソメイヨシノは、挿し木などで増やしたクローン植物です。自家不和合性が働き、通常は果実を作りませんが、まれに別種の花粉を受粉し実らせます。

ソメイヨシノはエドヒガンに似て、葉身の基部または葉の付け根に蜜腺をつけます。サクラの仲間は葉柄~葉の基部に蜜腺をつけますが、場所は種により異なります。

葉は互生し、楕円形~広卵状楕円形で、縁には浅い重鋸歯が並びます。葉先は細く尾状に伸び、葉柄には細い毛があります。こちらもエドヒガンの性質を受け継いでいます。










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