
湿った草地などを好み、太く短い地下茎から茎を斜上させ、先端に円錐状花序を形成します。茎や花茎には白色の縮れた毛が多数生え、白い粉を吹いたように見えます。

茎の下部に葉を互生で集中して出します。シュロソウの変種で、葉幅は3cmに満たず、細長い披針形をしています。脈は平行で、縦にしわが入り、葉先は鋭く尖ります。

花茎から直角に伸びる長い花柄の先に、暗褐色の花をつけます。花被片6枚、雄しべ6本、雌しべ1本で、花柱は3裂します。雌しべのある両性花と、ない雄花が混在します。

茎の基部には乾燥・老化した古い黒褐色の葉鞘が繊維状に残っています。名前は、この葉鞘がシュロの毛のような外観を呈し、幹のように見えることから付けられました。

残った花被片の中央で子房が膨らんでいます。内部は3室に分かれ、外側の輪郭がやや突出し、先端が尖っています。果実は蒴果で、熟すと縦に3裂し、種子を放出します。
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