
茎頂で花芽が膨らんでいます。長い軟毛に覆われ、寒さを防いでいます。芽鱗は見られません。花芽の下には小さな側芽がついています。葉芽で、春には新枝を展開します。

花が咲いています。まだこの時期、花は半開きです。花被片は9枚あり、らせん状に配置されています。内側の6枚は花弁状ですが、外側3枚は萼片状で小さく目立ちません。

花弁状の花被片6枚が開いています。芳香があります。中央の花床上部には黄緑色の雌しべが多数、下部には紅色の雄しべが多数あり、らせん状に配置されています。

花被片と雄しべは、開花後数日で落ちました。円柱状に伸びた花床には、柱頭のついた雌しべだけが残っています。受粉すると膨らみ、袋果の集合果を作ります。

袋果が膨らんでいます。らせん状に並ぶ袋果がそれぞれ独立して発達するため、凸凹の形状になります。熟すと赤褐色になり、縦に裂開して黒く光沢のある種子を露出します。

袋果の外皮が裂け、赤い仮種皮に包まれた種子が見えています。中には黒く光沢のある種子が包まれています。仮種皮は赤く、甘い香りがあり、野鳥が好んで食べます。

モクレン属の多くはモミジのように紅葉にはならず、黄色く色づく傾向があります。葉に元々含まれているカロテノイドが現れ、鮮やかに黄色く色づきます。
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