
ロゼット状に地面に伏して冬を越します。葉はへら状で先端側が広く、毛が密生。縁には波状の鋸歯があり、紫色に縁取られています。すでに紫色の花が多数咲いています。

茎の断面は丸く、全体に毛が密生。直立せず四方に這いますが、節から根を出すことはありません。葉は対生し、伸びた茎の葉腋に濃紫色の小花を数個ずつ咲かせます。

花は濃紫色の唇形。10mmほどと小さく、上唇は浅く2裂、大きい下唇は3裂。雄しべは4本で2本は短く、雌しべは1本。3裂した下唇が体、長い雄しべが目と、人の姿のようです。

薬草で別名「地獄の窯の蓋」。薬効により病気を防ぎ、地獄に落ちることもないとされたことや、地面に広がる根生葉が窯の蓋に見えることなどが、その名の由来とされています。