
夏に入り、目立ってきました。斜上する茎頂や分岐した枝先に、集散花序を散房状に出し、鋸歯のある葉が対生しています。上部の葉は卵状楕円形~披針形で、分裂しません。

背丈は高く、大きいものは1mほどになります。葉は位置によって形が異なり、茎の中部につく葉は中央裂片の大きい羽状に3~5裂します。こちらは3裂しています。

花序は集散花序で、主軸の花から咲き始めます。花冠は白く、先端が5裂し、雄しべ4本・雌しべ1本を備え、中央に柱頭が見えます。周囲には側枝に付いた蕾が並びます。

こちらは下部の葉です。羽状に5~7裂し、深く裂け、中央裂片が極端に大きくなります。上部の葉は分裂せず単調ですが、下に行くほど複雑に裂ける特徴があります。

散房状に伸びた集散花序の様子が見えています。花序の節には対生の苞葉があります。類似のオミナエシ(女郎花)より茎が太く、男性的なことから名付けられました。

雄性先熟です。雄しべ4本を立てた花が残る一方、雄しべを落とし、成熟した花柱が目立つ花も混じります。雌雄の成熟時期をずらし、自家受粉を回避しています。

子房の下に寄り添う小苞が、随分と大きくなってきました。まるで仏像の光背のようです。上には果実が乗っています。秋になるとこのまま乾燥し、翼となって種子を運びます。

果実が熟して淡褐色~褐色になっています。果実基部の小苞が発達し、同心円状の翼となって周囲に広がります。黄色い花のオミナエシには翼がなく、識別に役立ちます。
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