
枝先に花芽がついています。卵形で丸くふくらみ、細長く尖る葉芽とは異なります。冬に咲く理由は、昆虫や鳥に目立ちやすく、他の花との競合が少ないことなどが挙げられます。

こちらが葉芽です。細長く尖っており、丸くふくらむ花芽とは様子が異なります。葉芽は基本的に葉腋につき、茎頂にも形成されることがあります。春になると展開します。

園芸品種が多く、一般にツバキと呼ばれます。4月頃まで咲き、平開せず花ごと落ちます。サザンカは花期が1月までと早く、花弁は平開してばらばらに散るため、識別できます。

花弁は通常5枚ですが、こちらは八重咲です。平開しません。雄しべは多数あり、雌しべは1本で柱頭は普通3裂します。花の基部に離層があり、花後に働いて花全体を落とします。

果実が付いています。果実は直径2~3cmほどの球形の蒴果です。熟すと乾いて木質化し、自然に裂開して黒褐色の種子を落とします。種子は硬く、油分を多く含みます。

葉は互生し、長楕円形~卵状楕円形で光沢があり、縁には細かい鋸歯が並びます。クロガネモチやネズミモチなどとよく似ていますが、互生で鋸歯があるので識別できます。

ツバキの名の由来には、厚く光沢のある葉から「艶葉木(つやはき)」や「厚葉木(あつばき)」と呼ばれた説など諸説あります。ヤブは藪に自生することに由来します。
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