
アメリカ原産のスミレです。根茎は太くワサビ状に肥厚し、日本のスミレサイシンに似ていることから名付けられました。「サイシン」はウスバサイシンに由来します。

花弁は青紫色~紅紫色で、上弁は後ろに反り返り、側弁は閉じ、基部には長毛が密生します。内部は見えません。スミレサイシンは色が淡く、側弁に毛がないため識別できます。

後ろには淡紫色で、太くて短い距が飛び出しています。花茎や距には毛がなく、すっきりとした印象です。花柄に毛がある個体もあり、同一種内の変異と見なされています。

森の中でいくつかの園芸品種を見かけます。種子が飛散してくるのでしょうか。こちらは白地~淡紫色の地に、濃い紫色の筋が入る「プリケアナ」と思われます。

こちらも園芸品種の一つ、「スノープリンセス(別名シロバナアメリカサイシン)」と思われます。花弁は白く、中心部が淡黄色を帯び、側弁の長毛が密集して中が見えません。

無茎種で、根元から葉や花柄を直接出します。葉は卵形~腎形で、先端が尖り、基部は深く湾入しています。やや厚みのある質感で光沢があり、縁には波状の低い鋸歯があります。
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