
名に「秋」がつきますが、花期はエノコログサと大きくは変わらず、7月には見かけるようになります。ただし晩夏に目立つようになるため、これが名の由来とされています。

直立した茎の先に円錐花序を伸ばしますが、花序柄が短いため円柱状に見えます。エノコログサに似ますが、花穂(=総)が長く先端が垂れるため、遠目でも識別できます。

小穂の長さは約3mmと、約2mmのエノコログサより大きく、花穂全体が粗い印象です。第一・第二苞穎に包まれますが、第二苞穎が短く護穎が見え、この点で両者を識別できます。

葉の基部は細く柔らかく、鞘口には退化した1列の毛が並ぶだけの葉舌が見られます。エノコログサの葉の基部は円形でしっかりしており、鞘口に短い毛状の葉舌があります。

葉は広線形(=幅広の線形)で、表面や葉鞘に短毛が密生し、触るとビロード状の触感を持ちます。エノコログサの葉は線形~披針形で、両面とも毛はありません。

草原はすっかり秋の景色になりました。褐色化した花穂が多数垂れ下がって風に揺れています。中にはまだ緑色のままのものや、キンエノコロの姿も見られます。
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