
野菊のひとつで、ノコンギクに似ていますが、乾いた草地や土手のほか、田の近くなどやや湿り気のある場所でも見られます。柚子の香りがあると言われ、名付けられました。

葉は互生し、上部と下部で形が異なります。上部の葉は小さく、披針形~狭披針形で、茎に鋭角に接するようにつくため、ノコンギクやシロヨメナとの識別に役立ちます。

筒状花は鮮やかな黄色で、舌状花は白く隣とやや離れて細長く、スマートな印象です。淡紫色を帯びる舌状花もあり、ノコンギクに似ていますが、冠毛がごく短いのが特徴です。

総苞は三角状のカクテルグラス型で、総苞片はやや長く、3段に並びます。ノコンギクやシロヨメナの総苞は縦に細長いワイングラス型をしているので、ここで識別できます。

下部の葉は上部と異なり、卵形~披針形で薄く、縁が3~4対に中裂します。裂片が指のように突き出て見えることもあり、ノコンギクやシロヨメナとの識別に役立ちます。

黄色い筒状花の先端は5裂して反り返り、中から集約雄しべが伸びています。舌状花には雄しべがなく、基部から2裂した柱頭が顔を出しています。冠毛は短く、見えていません。
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