
日当たりの良い小道沿いに群生し、針状の刺毛をつけた花穂を伸ばしています。地面に深く根を張り、引き抜くには大きな力が必要なことから、この名が付けられました。

密に叢生し、茎の先に花穂(=総)をつけます。こちらでは基部側の小穂に雄しべが見えます。小穂には結実しない雄性小花と結実する両性小花があり、花弁はありません。

短い柄の先に小穂を1つ付けます。小穂は第1・第2苞穎、護穎に包まれ、黒紫色の針状総苞毛(刺毛)を基部から多数出します。先端に雄しべ3本と2裂した柱頭を出しています。

雌性先熟で、下から咲き上がります。こちらの花穂は雄しべが全て落ち、先端の小穂は雌しべだけになっています。柱頭には羽毛状の毛が密生し、空気中の花粉を捉えます。

秋が深まり、ススキほど目立ちませんが、秋の景色を彩っています。果実はイネ科に典型的な頴果で、熟すと刺毛ごと脱落し、動物などに付着して種子を散布します。
コメント